企業分析

就活に役立つ企業分析のやり方~同業他社の比較方法~

就活準備もいよいよ終盤となると浮上するのは「企業分析」という難関です。エントリーする企業を選ぶ作業の中で最後の最後に重要となるのは同業他社との比較です。今回はこの企業分析・企業比較の参考情報(やり方の一例)をお伝えします。

同業他社と何が違うのか分からない…

企業の採用説明会に参加して「よし、この会社にエントリーしよう!」と決心したものの、「ES(エントリーシート)を書く」あるいは「面接に向けて自己PRとして話す内容を準備する」ということを始めると、途端に頭を抱えるポイントはズバリ!「同じ業界のA社とB社の違いが分からない…」ということです。

特に、就活で人気のある大企業ともなると様々な多角化をしていますが、同じ業界内であれば元々保有しているリソースが似通っているため同じような多角化になることが多いものです。

例えば出版社などは、どこの企業も電子化に力を入れていますし、ネットコンテンツの書籍化にも尽力しています。映像コンテンツを制作したり、ゲームアプリ開発に手を出すような企業も多いです。

企業毎にカラーの違いはありますが、ビジネスモデルの差は大きくありません。「御社の〇〇事業に携わりたいです!」なんて言ったところで、「別にウチじゃなくてもいいんじゃないの?」と言われると返す言葉が無いのです。

売上をセグメントに分けてみる

同業他社同士を比較する場合、「〇〇事業をやっているか否か」で分析するのは悪手です。「やっているorやっていない」の2択だと、大企業ほど「概ねやっている」にしかなりません。

そこで、筆者がオススメするのは「企業毎に売上の事業別比率グラフを作成する」という方式です。

売上における各事業の比率を比較すれば、「どの事業にどれくらいの力を割いているのか」が分かりますので、単に「やっているorやっていない」を比較するより数段深く分析することが可能なのです。

理屈よりも具体例を見た方が分かり易いと思いますので、以下に電機大手3社(日立製作所、ソニー、パナソニック)の売上比率グラフを掲載します。実際の各社の事業部門分類はグラフと違うネーミングなのですが、比較しやすいよう筆者の独断と偏見で組み替えています。(ひとまず参考例として、悪しからずご了承ください)

各社の決算資料などを参考にして、上記のようなグラフを作ってみると同業界の企業でも比較が捗ります。

数値に基づいて見ると、
「日立はBtoB分野に力を入れているんだな」とか
「ソニーもまだまだAV関連の家電事業は残っているんだな」とか
「パナソニックはハード製作にコダワリがあるようだ」なんて推測ができますので、「どんな仕事を任されそうか?」を考える上で大きな参考になると思います。また、ちょっと切り口を変えて「国内売上・海外売上」といった内外売上比率の比較などもやってみると面白いですよ。

親や知人の専門知識を動員する!

さて、サラッと「事業別の売上比率グラフ」を提示しましたが、これを実際に作るとなると業界ごとに難易度は大きく違います。一般消費者にとって身近な商品を扱っている業界であれば、何セグメントにどんな事業が含まれるかは概ね判断できるのですが、『金融業』や『BtoBの製造業・サービス業』などは、業界知識に詳しい人でないと切り分け困難なことが多いです。

そのため、企業比較で悩んでいるようであれば、こういった分析手法を行い、自分の志望業界について独力でグラフ作成が可能かどうかを確認してみてください。

可能であればそれで良いのですが、難しいようであれば自身や知人、親戚の方などにその業界知識を補える人がいないか探し、可能な範囲で協力してもらいつつ、こういった比較をしてみてください。

数字に基づいた比較ができると、各社の違いが際立ちますので、ESや面接にて話の具体化をする際の大きな助けとなります。

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