自己分析

就活を成功に導く自分を知るための3つの輪

年末から3年生はいよいよ就活!という時期ですね。キャリアセンターの相談ブースも混みあってくると思います。今年はどんな学生さんに出会えるかとても楽しみです。相談を受ける私たちキャリアコンサルタントが、これだけは是非知っておいて欲しい、実行してほしい、と思うことを記事にしたいと思います。

自分とフィットする仕事を見つける

就活セミナーに参加した後「自分の強みを見つけなさいって言われたけど、特に強みなんて無くて…」と相談に来る学生さんがいます。
自分について知る=「自己理解」とか「自己分析」という言葉を使いますが、キャリアの世界では、下のような『3つの輪(興味・関心、能力、価値観)』が登場します。自己アピール文を考えるために、この輪の中に何が入るかを分析し、明確にしていきます。

この重なる部分にあなたに合う仕事(適職)があると言われています。

今までの経験を思い出し、

  • 今までどんなことに興味を持っただろう?
  • 以前と比べて出来るようになったことは何だろう?
  • 自分のこだわりって何だろう?

といったことを考えてみてください。

そして、自分に合う仕事を探します。

たとえば、「興味・関心」があり「得意」な仕事だったら毎日が楽しくてルンルンですね。
「興味・関心」があり、なおかつ「価値観(やりがい)」がある仕事だったら、多少きつくても頑張れそうですね。
「能力(得意)」がある分野の仕事で、さらに「価値観(やりがい)」が見い出されれば、さらに上を目指せそうですね。

こうやって、自分に合う仕事を見つけるわけです。

大きな輪を描くと選択肢が拡がる

でも、今までを振り返るだけで良いでしょうか?

興味の方向が1つに絞り込まれていたら、「興味・関心」の輪は小さい輪となり、重なる部分も狭くなります。今のままで満足していて、「能力(出来る事)」を高める(増やす)努力をしないでいると、「能力」の輪も小さい輪のままになってしまいます。

では、自分の輪を大きくするにはどうしたらよいのでしょう?

他の人が面白そうに語ることに耳を傾けてみませんか?

その人がどんなところに興味を持っているのか、なぜ、それを面白いと思うのだろうか、話を聞いてみて、ちょっとだけマネしてみると良いと思います。
自分にとっては面白くないなと感じたら止めればよいのです。

試してみないと分からないことがたくさんあります。試さないでいると分からないままです。

それから、出来ることを増やす努力をしてみましょう。
資格の勉強や、本を読むこと、情報を収集する事など。こちらもやはり何か目指している人に聞いてみましょう。なぜそれを目指すのか?何に役立てようとしているのか?
そして自分にその能力(スキル)が加わったらどうなるか?を考えてみましょう。
自分の将来像にその能力が役立っているイメージが浮かんだら、迷わずトライしましょう。

大きな輪は自分の可能性なのです。

社会人になると「何をするべきか?」が問われる

社会人になると別の種類の『3つの輪』が登場します。
会社の一員としての役割が加わります。

Will:やりたい仕事(興味のある仕事)
Can:出来る仕事
Must:やらなければいけない仕事(会社から期待される役割)

会社員である以上、Mustが優先されることを覚悟しておく必要があります。
やらなければいけない仕事、つまり会社からの期待に応える、ということです。自分を高める機会とも言い換えられます。その期待に応えられるよう努力していく姿勢が大切です。
今からでも遅くありません。3つの輪を大きく広げていきましょう!

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