就活スケジュール

「就活でやることが多すぎて優先順位が決められない時の対処法」

就職活動はビジネスの縮小版。同時にいくつものタスクがやってくるので優先順位をつけて処理していかなければなりません。

今、何をすればいいのかを正しい思考で考えて、高速で仕分けをしてみましょう。

就活が本格化してくると困ってしまうのが「やることが多すぎる問題」ではないでしょうか?

自己分析、企業研究は引き続き必要ですし、それを、ES(エントリーシート)に落とし込まないといけない。企業担当者に会うとなれば、面接で訊かれそうなことをシミュレートしたり、当日の持ち物を揃えたりと、ビジネスの現場で言うところの「マルチタスク」への対応力が試されるわけです。

今回はあまりのタスク(やるべき事)の多さに困ったときに、どうやって優先順位をつけていくかについて、簡単に整理したいと思います。

あなたの活動を渋滞させる「3つの制約」

就職活動において自分で計画したことが思うように進まない原因としては、以下の3つの原因が考えられます。

①外部環境の制約

たとえば合同説明会をハシゴしようと思ったけど、電車が止まっていて間に合わない状況になった場合は、計画が止まってしまいます。また応募する予定の企業が倒産してるなんて想定外のことも起こるかもしれません。

ハプニングはいつだって外からもたらされます。

②内部環境の制約

これはそもそもの計画を見直す必要があるのかもしれません。自分にはできない量のタスクを抱えてしまっている可能性が高いからです。

就活においてはいろいろなことにチャレンジするのはよいことなのですが、あれもこれもと欲張ると、予定に溺れてしまうことがあります。

③時間的制約

ES(エントリーシート)などの応募書類に提出締切りが定められていないのであれば、じっくり時間をかけて完璧なものを作成したいところですが、実際には締切日が定められていて、それまでに完成させなければいけません。

「やる事」ではなく、「やらない事」を決める

さて、これらの制約を乗り越えて計画されたタスクをこなしていくにはどうしたらよいでしょうか?

よく言われるのが「優先順位をつける」ということだと思います。

何をやるかというだけでなく「どの順番でやるか」が決まれば、優先順位の高い順に消化されていくので、たしかに有効のように思えます。

しかし優先順位の一番上にものすごく時間のかかるタスクがあったらどうなるでしょうか?

確かにそのタスクは達成できるかもしれませんが、他のタスクは全滅なんてことにもなりかねません。

細かい優先度は「やるべき順番」に加えて、「処理するのにかかる時間」を考える必要があります。

右上のタスクから処理していけば、優先度の高いモノをより数多く処理することができます。そして優先度は高いけど時間がかかるものは「精度の見直し」をします。

ビジネスの現場でも常に100%の完成度を目指す方がいますが、完璧を目指してしまうと時間がいくらあっても足りません。いま必要な完成度はどのくらいなのかを考えて負担を減らす工夫が必要です。

やることが多すぎて困る時は、「やらないことを決める」が鉄則です。

その時点でコントロールできるものを現実的に

最後に計画を立てる際のコツですが、計画を立てる際は「自分でコントロールできる部分を多く持つ」ことに意識を置くとよいでしょう。

先ほどの3つの制約のうち「外部環境」は自分でコントロールできる部分が少ないです。ハプニングが起きたときに対応しやすいように、自分で調整できる「内部環境」や使える時間に余裕を持って計画を立てておけば、後からパニックにならずに済むはずですから、ぜひ、試してみてください。

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